ダイエットだけじゃない!コンニャクのグルコマンナンがパワーの秘密
広告
5月29日が何の日かご存知ですか?
よくある語呂合わせです。
5=コン、2=ニャ、9=ク、そう「コンニャクの日」。
コンニャクは低カロリーなのでダイエットにいいことはよく知られていますが、ほかにも便秘を予防して腸内の有害物質を排出するなど、体にいい働きがたくさんありますよ。
コンニャクを食べてお腹の中と外からキレイになりましょう。
photo by フォトライブラリー
コンニャクが日本に伝来したのは約1500年も前
コンニャクの原料となるコンニャク芋は東南アジアが原産です。
日本には、約1500年前の欽明(きんめい)天皇の時代(531〜571年)にもたらされたといわれています。
伝来した当初は、お薬として伝わりました。
その後、中国から盛んに輸入されるようになり、貴族や僧の間でお菓子として珍重されます。
江戸時代後期の料理書『蒟蒻(こんにゃく)百珍』には、コンニャク料理が77種も紹介されています。
驚異の食物繊維「グルコマンナン」
コンニャクの成分は、約97%が水分。残り3%に、コンニャクのパワーが秘められています。
そのパワーの秘密こそ、グルコマンナンです。
グルコマンナンはコンニャクに含まれる食物繊維の名前です。
食物繊維は、消化されないまま大腸に入り、その間に水分などを吸収してふくらみ、便の量を増やします。
その結果、腸の内壁が適度に刺激され、腸の運動(蠕動〔ぜんどう〕)が活発になって、快便につながりますことは有名ですよね。
豊富な食物繊維が大腸ガンを予防
タンパク質の消化を助ける胆汁酸(たんじゅうさん)が腸内で分解されると、発ガン物質である二次胆汁酸に変化します。
ところが、食物繊維をたくさんとっていると、胆汁酸の分解が抑えられ、二次胆汁酸ができにくくなるのです。
また、食品添加物などの有害物質も便の中にとり込まれるようになるので、腸壁から吸収されずに体外に排出されます。
というわけで、食物繊維をとって便通がスムーズになると、大腸ガンのほか、さまざまな病気が予防できるわけです。
グルコマンナンは生活習慣病予防にもなる
グルコマンナンは、余分なコレステロールやナトリウムなどの排出を促す働きもあります。
そのため、動脈硬化や高血圧の予防・改善に役立つんですね。
また、小腸での糖質の吸収を防いで、血糖値の急激な上昇を抑えます。
なので、糖尿病対策にも効果を発揮しますよ。
コンニャクにはカルシウムも豊富
あまり知られていませんが、コンニャクにはカルシウムも含まれています。
そのカルシウム量は、板コンニャク(100g中)43㎎、しらたき75㎎になります。
ちなみに、1日に必要となるカルシウム摂取量は500~600mgといわれています。
しらたきは1袋で200gが普通です。
そのぐらいなら、一人でぺろりって感じなので、ほかの食品(乳製品や魚介類)と一緒に食べれば、十分摂取できます。
特に、女性の場合は、年齢とともにカルシウムを積極的に食べる必要があるので、ダイエットなどもかねてコンニャクを上手に食べたいですね。
注意したいのは、コンニャクだけでは満腹感は得られても栄養が不足してしまうということ。
くれぐれも、食生活全体のバランスを考え、上手にとり入れるようにしたいですね。
富士山の大噴火でコンニャクがバカ売れ
ときは宝永4年(1707年)。
富士山が大噴火し、遠く離れた江戸にも火山灰が雪のように降り積もったといいます。
マスクがなかった江戸時代、大量の火山灰によって、せき込む人が急増しました。
そのとき人々は、体のなかに灰がたまっては大変だと、皆こぞってコンニャクを食べたといいます。
当時からコンニャクは、体の中の「砂」を除くことができると信じられていたので、コンニャクで体の中の灰を除去しようと思ったのです。
ところが、みんながみんなコンニャクを食べたため、コンニャクの価格が高騰。
大変なパニックになったといいます。
川柳にも「宝永四年こんにゃくの値上がり」というものがあるほどです。
精魂尽き果てたら、何食べる?
「精根つきた」という言葉がありますが、みなさんも疲れ果てて「精魂尽き果て」た状態になった経験がおありでしょう。
子どもが小さいときの子育ては、まさに「精魂尽きます」。
そんなときに利用したいのが昔から言われている「コン」の名前がつくモノを食べるといいそうです。
「コン」のつく食べ物とは。
- コンニャク
- ダイコン
- レンコン
- コンブ
- ゴンボウ(ゴボウ)
いや、体にいいものばかり。
昔の人の生活の知恵ですね。
コンニャクならこちらがおすすめです
コンニャクに関連する商品や本をご紹介します。
いいことたくさんのコンニャク。ふだんの生活で上手に取り入れたいですよね。
マルシマ 広島県山有機生芋蒟蒻(糸×5ヶ・板×5ヶ)
広島県で有機栽培で育てられた「在来種」(収穫まで3年かかります。)生芋を100%使用。
昔ながらの「缶蒸し製法」でつくられたコンニャクです。
マルシマ 有機生芋蒟蒻(糸×5ヶ・板×5ヶ)
こんにゃく粉 国産 白雪特上 こんにゃく粉100g+凝固剤10g
日本一のコンニャク芋生産量を誇る群馬県特産のコンニャク製粉を使用。
だれでも美味しいこんにゃくが作れます。
こんにゃく粉 国産 白雪特上 こんにゃく粉100g+凝固剤10g
乾燥糸こんにゃく 125個入り
水で戻せば、いつでもすぐに使える便利な乾燥糸コンニャク。
1個で60gのコンニャクになります。
乾燥糸こんにゃく125個入り
マンナンヒカリ 1.5kg
お米に混ぜて炊くだけで、お米のカロリーを約30%カット。
マンナンヒカリ 1.5kg
わが家の助っ人 こんにゃくレシピ
同じ味付けになりやすいコンニャクをバリエーション豊かな料理に変えてくれるレシピ集。
わが家の助っ人 こんにゃくレシピ
広告
他の方もお役に立てそうでしたらシェアしていただけるとうれしいです!
関連記事
-
カロリーゼロで食物繊維だらけの健康食品「寒天」
寒天は冬につくられます。 しかし、使う機会が増えるのは圧倒的に夏ですよね。 水ようかんやみつ豆、
-
生活習慣病を予防するタウリンがたっぷり!その名はハマグリ
色も形も風味もよいハマグリ。 5歳の息子も大好きです。 寒くなる12〜3月が旬ですよね。 ハマ
-
パワーをつけてくれる野菜!その名は「ニンニク」匂いの元「アリシン」がそのヒミツ
ニンニクの旬はいつかご存知ですか? それは7〜8月! 夏の暑い日に、ニンニクをつかった料理をた
-
生活習慣病を防ぐ栄養素がたっぷりの海藻!その名は「昆布」11月15日は昆布の日
11月15日は「昆布の日」というのをご存知でしたか? 子どもたちの健康と成長を祝う七五三の日に、栄
-
防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」
防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」をご紹介します。 梅干の色づけに欠かせな
-
がんとは食べもので闘おう!余命半年と言われた父が7年間元気だったこと
私の父は62歳のとき、胆管がんでなくなりました。 がんと診断されたのが55歳のとき。 そのとき、
-
美しく健康になれること間違いなし!五穀を食べれば健康になるわけ
突然ですが、「五穀(ごこく)」をご存知ですか。 五穀の定義は時代や地方によって多少違いますが、日本
-
胃腸の働きを活発にし肌のツヤとハリをよくする味覚!その名は「里芋(さといも)」
山野に自生する芋だから「山芋(やまいも)」。 一方、里で栽培されるので「里芋(さといも)」と呼ばれ
-
安くて美味しくて栄養満点の食材!その名は「おから」
「おから」。 最近、めっきり見かけなくなりました。 いったいどこへ。 豆腐屋さんが近所にないか
-
大豆タンパク・サポニン・レシチンで若返る!大豆パワーは改めてすごい!!
古来から親しまれてきた食材であり、味噌や醤油といった和食の味つけの「立役者」も、もとをただせば大豆で
Amazonアソシエイト・プログラム規約による記載
当ブログはamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。