*

パワーをつけてくれる野菜!その名は「ニンニク」匂いの元「アリシン」がそのヒミツ

公開日: : 最終更新日:2014/02/14

パワーをつけてくれる野菜!その名は「ニンニク」匂いの元「アリシン」がそのヒミツ

広告

ニンニクの旬はいつかご存知ですか?
それは7〜8月! 
夏の暑い日に、ニンニクをつかった料理をたくさん食べれば、パワーアップ間違いなしです。
殺菌・抗菌作用もあるので、食中毒が気になるこの季節にはもってこいの野菜といえます。

写真素材 – フォトライブラリー

ニンニクってどれぐらいすごいの? はい、ピラミッドをも建設してしまいます

「元気の素もと」「百草の長」「元気が出る万能薬」
ニンニクに貼られたレッテルは、実に素晴らしいものがあります。
ニンニクがもつ効用は古くから知られていました。
古代エジプトでは、ピラミッドの建設に従事した労働者たちに、ニンニクを食べさせていたそうですよ。
ニンニクを食べれば、体力維持やスタミナがつくということを知っていたんですね。

やっぱり気にならざるを得ない「あの匂い」

ニンニクといえば、強烈な匂いが最大の特徴です。
匂いのもとになるのは「アリイン」という無臭の物質だってご存知でしたか?
ニンニクを刻んだり、すりおろしたりすると、酵素と反応して「アリシン」となります
このアリシンが強いにおいを発しているのです。

アリシンの効果1:殺菌・抗菌作用

アリシンには、コレラ菌やチフス菌、大腸菌、赤痢菌などに対して強い殺菌・抗菌作用を発揮することがわかっています。
食中毒が気になる夏に、ニンニクが好んで食べられるのもわかりますね。

アリシンの効果2:ビタミンB1の吸収率アップ

アリシンがビタミンB1と結合すると、吸収のいい「アリチアミン」になります。
アリチアミンは、ビタミンB1を単独でとるより、はるかに吸収されやすくなり、体内での持続性がよくなる利点もあります。
ビタミンB1につていは「ビタミンB1は疲労・筋肉痛に効果的!」もご覧くださいね。

アリシンの効果3:胃を活性化

アリシンは胃の粘膜を軽く刺激して胃を活性化してくれます。
どういうことかというと、消化液の分泌が促され、消化・吸収がスムーズになり、食欲が増進するのですね。

アリシンの効果4:新陳代謝を活発化

また新陳代謝を活発にしてくれます。
健康分野で注目の成分「スコルジニン」が、新陳代謝を活発にするのをはじめ、心臓を丈夫にする、血行をよくする、ホルモン系統を刺激して精力を増す、などの働きがあると言われています。
さらに最近では、ガン予防効果も注目されています。アメリカの国立ガン研究所から発表されている「デザイナーフーズ・リスト(植物性食品のうち、実際に発ガン抑制効果が認められたものだけをピックアップしたもの)」によると、約40種類の食品のなかでニンニクは、トップにランクされているそうです。

ニンニクのとりすぎは注意

ニンニクは素晴らしい効果がある食材ですが、それも度が過ぎてはダメなようです。
適量は1日2〜3かけ
これ以上取り過ぎると、胃腸の粘膜を荒らしたり、貧血を招いたりすることがあるそうです。
生で食べるなら1日ひとかけ。
加熱した場合には、1日2〜3かけを目安にどうぞ。
ニンニク臭は、公衆の場では結構迷惑な面もありますが、ニンニクの効用を考えて、「匂い憎んで、人憎(にんにく)まず」という温かい心で見守ってあげられるといいなと思います。

豆知識:ニンニクの語源って?

ニンニクの語源には2つの説があります。
1つは、強烈な匂いからきたとする説で、ニホヒニクム(匂悪・匂憎)が縮まってニンニクになったとする説。
もう1つ、あらゆる困難に耐え忍ぶという意味の仏教用語「忍辱(にんにく)」から出たとする説です。
現在は後者のほうが有力のようですね。
ちなみに、食べるニンニクは「大蒜」と書きますよ。

おすすめ商品


熊本産ジャンボにんにくSサイズ1キロ
ニンニクは青森だけじゃないんです。
熊本産のニンニクもどうぞよろしく。

広告

他の方もお役に立てそうでしたらシェアしていただけるとうれしいです!

関連記事

安くて美味しくて栄養満点の食材!その名は「おから」

「おから」。 最近、めっきり見かけなくなりました。 いったいどこへ。 豆腐屋さんが近所にないか

記事を読む

ダイエットだけじゃない!コンニャクのグルコマンナンがパワーの秘密

5月29日が何の日かご存知ですか? よくある語呂合わせです。 5=コン、2=ニャ、9=ク、そう「

記事を読む

美しく健康になれること間違いなし!五穀を食べれば健康になるわけ

突然ですが、「五穀(ごこく)」をご存知ですか。 五穀の定義は時代や地方によって多少違いますが、日本

記事を読む

おせち料理に欠かせない子孫繁栄の象徴「くわい」はタンパク質が豊富

12月が旬ということもあり、お節料理に欠かせない縁起物の野菜、くわい。 くちばし状の芽が伸びている

記事を読む

胃腸の働きを活発にし肌のツヤとハリをよくする味覚!その名は「里芋(さといも)」

山野に自生する芋だから「山芋(やまいも)」。 一方、里で栽培されるので「里芋(さといも)」と呼ばれ

記事を読む

防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」

防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」

防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」をご紹介します。 梅干の色づけに欠かせな

記事を読む

生活習慣病を防ぐ栄養素がたっぷりの海藻!その名は「昆布」11月15日は昆布の日

11月15日は「昆布の日」というのをご存知でしたか? 子どもたちの健康と成長を祝う七五三の日に、栄

記事を読む

がんとは食べもので闘おう!余命半年と言われた父が7年間元気だったこと

私の父は62歳のとき、胆管がんでなくなりました。 がんと診断されたのが55歳のとき。 そのとき、

記事を読む

生活習慣病を予防するタウリンがたっぷり!その名はハマグリ

色も形も風味もよいハマグリ。 5歳の息子も大好きです。 寒くなる12〜3月が旬ですよね。 ハマ

記事を読む

大豆タンパク・サポニン・レシチンで若返る!大豆パワーは改めてすごい!!

古来から親しまれてきた食材であり、味噌や醤油といった和食の味つけの「立役者」も、もとをただせば大豆で

記事を読む

Amazonアソシエイト・プログラム規約による記載
当ブログはamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

広告

防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」
防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」

防腐効果や食中毒を予防する作用がある自然の着色料「赤しそ」をご紹介しま

効果があるのに簡単!夏バテ解消法

効果があるのに簡単!夏バテ解消法をご紹介します。 といっても、夏バテ

カロリーゼロで食物繊維だらけの健康食品「寒天」

寒天は冬につくられます。 しかし、使う機会が増えるのは圧倒的に夏です

ダイエットだけじゃない!コンニャクのグルコマンナンがパワーの秘密

5月29日が何の日かご存知ですか? よくある語呂合わせです。 5=

美しく健康になれること間違いなし!五穀を食べれば健康になるわけ

突然ですが、「五穀(ごこく)」をご存知ですか。 五穀の定義は時代や地

→もっと見る

PAGE TOP ↑