大豆タンパク・サポニン・レシチンで若返る!大豆パワーは改めてすごい!!
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古来から親しまれてきた食材であり、味噌や醤油といった和食の味つけの「立役者」も、もとをただせば大豆です。
大豆なしには日本の食文化は成り立たなかったといっても過言ではありません!
今回は日本人の食生活に欠かすことのできない大豆の魅力をご紹介します。
『古事記』にも登場している大豆
『古事記』に収録されている「五穀伝説」によれば大豆は、大気津比売(おおげつひめ)のお尻から生えたとされています。
古くは「マメ」といえば大豆のことをさしていました。
節分の豆まき
大豆は穀物として珍重されたほか、強い霊的な力をもつといわれてきました。
日本では昔から、祭礼行事でよく使われていて、おせち料理に黒豆を入れたり、節分に豆をまくのもその名残りです。
体内でつくることのできない9種の「必須アミノ酸」をバランスよく含んでいる
大豆の成分は、タンパク質35%、炭水化物28%、脂質19%、水分13%で構成されています。
「畑の肉」「山のマグロ」と呼ばれるのは、このようにタンパク質を多く含んでいるためです。
ほかの豆類や穀類と比べ、タンパク質が非常に多いのが特徴です。
しかも、大豆のタンパク質はとても良質。
なぜなら、大豆のタンパク質には、体内でつくることのできない9種の「必須アミノ酸」をバランスよく含んでいるからです。
- バリン
- ロイシン
- イソロイシン
- スレオニン
- リジン
- メチオニン
- フェニルアラニン
- トリプトファン
- ヒスチジン
必須アミノ酸は体をつくるのに欠かせない必要不可欠な栄養素で、食べ物からとる以外に方法はありません。
一般に、必須アミノ酸は、肉や卵、魚介類、乳製品などの動物性タンパク質に多く、穀類や豆類の植物性タンパク質には少ないのが通常です。
ところが、大豆だけは別格で、栄養価では動物性タンパク質にひけをとりません。
しかも、とりすぎると悪玉コレステロールの増加につながる肉類などとは対照的に、コレステロールを下げる働きがあるので、大豆は良質のタンパク源として非常に優れた食材なのです。
サポニンの抗酸化作用
大豆に含まれるサポニンという成分には、体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化、脳卒中などの原因である過酸化脂質ができるのを抑えてくれます。
また、脂肪細胞にたまりすぎた脂肪の分解を促したり、ブドウ糖が中性脂肪に変化するのを抑えて肥満を予防する働きもあります。
レシチンで痴呆を予防
大豆に含まれるレシチンには、血管にたまった悪玉コレステロールを洗い流し、血管を若々しく保つ働きがありま。
レシチンは脳の情報伝達物質をつくる栄養素でもあるので、記憶力がアップし、痴呆予防効果も期待できます。
大豆タンパク・サポニン・レシチンはいわば血管の掃除屋です。
この強力な掃除屋の相乗効果で、老化やさまざまな生活習慣病を予防します。大豆や豆腐、納豆、湯葉、油揚げ、凍り豆腐(高野豆腐)、味噌、きな粉など、いろいろな大豆製品を毎日摂るようにしたいものです。
「畑の肉」と呼んだのはドイツ人だった
大豆の代名詞といえば「畑の肉」ですが、こう呼んだのはドイツの化学者でした。
1885年(明治18年)、オーストリアで開催されたウィーン万国農業博覧会に日本が出品した大豆は、ヨーロッパ各国で高く評価されました。
なかでもドイツは、大豆が肉に匹敵する高い栄養素を含んでいることに着目し、「畑の肉」と名づけてさっそく栽培を試みたそうです。
しかし、大豆の発育に不可欠な根粒菌がヨーロッパの土壌には存在しなかったため、栽培は失敗に終わったとか。
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